8月7日(日) カードとダイス(2)ダイスについて(翻訳記事)

カードとダイスの違いについて昨日良いサイト教えて下さいと書きました。
日本語で検索するとこのサイトが出るくらいの数しかありませんが、英語で検索するとしっかり出ました
なので翻訳します。
League of Game makers Mechacics Face Off: Dice Vs. Cards
http://www.leagueofgamemakers.com/mechanics-face-off-dice-vs-cards/
日本のゲーム研究は遅れてます。そもそもゲームデザインについての論文がほぼない。
何か調べたいときは英語で調べましょう。(戒め)
月曜はBGGの翻訳をするので1日で終わらせたい所

おそらくあなたの予想よりも多い、ダイスを振る事とカードを引くことの違い(要約)
私はカジノゲームをデザインする仕事をしているので、カードやダイスや他色々な乱数機とともに暮らしています。今回私はカードとダイスについて述べていきたいと思います。
ダイスを振った結果はその前後の試行で影響を受けません。なのでダイスロールのあり得る結果は常に同じです。対してカードを引くのはその前後の試行に影響を受けます。既に引かれたカードはもはや引かれません。
この違いだけでもダイスとカードの間に相当多くの利点と欠点の違いが生まれています。
次回あなたがゲームに適したメカニクスを実装したいときには、これらの事を考慮に入れるとよいでしょう。

ダイスを振る
利点
・同じ目が出続けることがあり得る
あなたは6のぞろ目を振り続ける事もあるかも知れません。クラップス (ダイスゲームです)をプレイしていると、現在の親のダイス目がノっていてすごく盛り上がる事あるでしょ。このノリはカードにはありません。

・信頼性が高い
カードはランダム化する為にいちいちシャッフルする必要があるけど、ダイスはそんなことしなくていい。
充分にシャッフルされているかどうか疑問をはさむ余地はない。
カードは本当にシャッフルされているか、カードをいくつか抜かれていないかとか常に疑問がのこるけどダイスはそんなことを考える必要ない。

・どんな目がでるのかわかりやすい
ダイスでどんな目が出るのか知りたいなら、全ての面を見ればいい。もしある目が複数の面にあるなら、その目が出やすいのは一目瞭然です。

・ダイスを振る方がカードを引くより面白い
人間はただ山札の上のカードを引くよりも自分でダイスを振る方が、自分の運命を自分で決めている感じがして面白いと感じるようです。カードを引くのはダイスを転がすよりも肉体的なアピールをしてこない。
たくさんのダイスを思い切り転がすのが嫌いな人はいません。

欠点
・あらゆる出目は出るとは限らない。しばしば面白くない結果が頻発する
ダイス運が悪い時ってあるでしょ。6のぞろ目を振り続けるのが盛り上がるなら、ぞろ目が出続けてイライラすることもあるって事です。とくに完璧な戦略をとり、ダイスの目が悪いプレイヤーを無益にイライラさせることになります。

・起こり得る可能性はダイスの面の数に束縛される
普通のダイスは6面あります。そしてあなたがダイスを用いて出せる結果も6種類です。
10面20面のダイスと使い分ける事も出来るけど、ダイスの1面はどんどん小さくなります。だから面が多いカスタムされたダイスは使い勝手が悪くなります。

・ダイスの目はダイスに刻印されているため、変えられない
ダイスのオッズをゲーム進行に合わせて変えたいと思ったことはありませんか?でもそれはダイスだけでは出来ません。他の道具を使う必要があります。

・ダイスはオッズの調整が出来ない
ドローするカード束が少なくなっていくのは過去から影響を受けていることを表していますが、ダイスが過去の結果から影響を受ける事はありません。


ダイスの運の問題を解決するには?

・振り直し(Reroll)
ヤッツィ-はダイスを振りなおす事が出来るゲームの中でもっとも有名なゲームです。あなたはダイスでの役を決めるまでに3回振りなおす事が出来ます。このメカニクスは非常に広範囲で使われていいて、最も注目するべきゲームはキングオブトーキョーです。

・ダイスを増やす(Earn More Dice)
ロール・スルー・ジ・エイジスや王への請願といったゲームはゲームの過程でプレイヤーにたくさんのダイスを与えます。ダイスを増やす事によってあなたはダイスからより良い結果を得る事が出来るようになります。

・結果を変更する(Adjusting A Result)
ダイスの結果を変更できるゲームは色々あります。例えばエルドリッチホラーではプレイヤーの装備や仲間の効果によってダイスの結果に+1/-1を与えます。
ブルゴーニュではプレイヤーは労働者を消費することによって消費した労働者一人につきダイスの目を1変える事が出来ます。

・ダイスとドラフト(Drafting Dice)
ゲームの中にはイスファンのように振ったダイスでプールを作り、それをプレイヤーにドラフトさせるものもあります。クォーリァーではカスタムダイスを自分のダイスプールの中に加えます。フォーミュラDでは振るダイスを変える事によってレーシングカーのギアを表現していて、高いダイス程1度に進む距離が速くクラッシュしやすくなります。

・多目的に使える
ゲームの中には一つのダイスを色々な方法で使うものもあります。ある行動にはダイスの低い目が必要であり、別のある行動にはダイスの高い目が必要です。これによって単一の目が強力になりすぎる事を防ぐ事が出来ます。私はブルゴーニュを好みます。この方法によってより高い目を出す必要も、より低い目を出す必要もないようにしているからです。

ここまで1時間半かかったので残りは次に回します。
明後日まではGeekのHotnessの翻訳をするのでカード編は水曜日にします

今日のゲーム
ブルゴーニュ 
BGG https://boardgamegeek.com/boardgame/84876/castles-burgundy
ジョーコデルモンド http://gioco.sytes.net/burgund.htm

ロール・スルー・ジ・エイジス 銅の時代
BGG https://boardgamegeek.com/boardgame/37380/roll-through-ages-bronze-age
遊星ゲームズ http://yusei-game.jp/yusei/yuseiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%82%BA

イスファン 
BGG https://boardgamegeek.com/boardgame/22345/yspahan
ボードゲームの素敵な世界 http://www.katz2011jp.com/review/yspahan.html
今日からツイッターの方にもブログの更新情報を載せる事にします。

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